「おいこら!こっち見ぃや!」
「いきなりなぁ、に…、…!?」
「どや」
「な、ななななにそれ、ゆうじ、え!」
「次の華月で使うねん、女装ネタ。生徒会から制服借りた」
「は、(うわ足ほっそ!)」
「なんやもっとこう、おもろくしたいねんけどなー」
「(ほっそ!体のラインが!このこ女子か!)」
「中途半端に似合ってもーてあんまりキショないねん、これウケへんかな」
「(きゅん!)(くるって回った、うわ、うわ、女子か…!)」
「どないしよ、っておいコラ聞いとんのかワレ」
「おおおう!聞いてるよごめんごめん」
「なに俯いとんねん、おい」
「ひぎゃああ!除きこむな!女子か!」
「はあ?お前頭おかしくなったんちゃう」
「ごめんなさい」
「(!?…素直?)お、おん…」
「おん…」
「…え、何か言いなや」
「え?」
「かわええとか、キショいとか、似合うとか似合わんとか」
「可愛い」
「えっ」
「似合う」
「えっ」
「とんでもない圧力で萌えが襲ってきた…(はあはあ)」
「え、は、おま、本気で頭おかしいんちゃう!」
「おかしいのはそっちじゃんどう考えても!可愛すぎる!!」
「え…(かああ)」
「!?(かああ)」
「…」
「…」
「お、おお…」
「う、うん…」
「…」
「ゆ、ユウジ」
「んぇ!?(かあ)」
「着替えてくれば」
「え、なんで」
「私の理性がもたない」
「えっ」
「…襲う、ぞ」
「えっ」
「…っ、うううそだよおおおおおお」
「そうやんなああああ!きききがえてくるわ!」
「はいいってらっしゃい!!」
「ほないってきます!!」

*************

「はあああユウジがかわいいとかまじ、ありえない」
「お前に襲われるとかありえへんわ」
「うるさいなー」
「なんやと」
「ふん」
「はん」